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くろだ小児科のお知らせ詳細

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離乳食の時のスプーンでの与え方

今回は離乳食の時のスプーンでの与え方や舌の動かし方について、口周りとの関係をお伝えします。

離乳食は生後半年頃に始まります。このころはまだ歯が生えていないので、唇でパクッとくわえて食べる時期です。毎日の離乳食の与え方が正しく出来ていると、自然に唇の力がついてきます。唇の力をしっかりつけることにより、将来お口ぽかんの防止につながります。

歯が生えていない子供はトロトロ状の初期離乳食を食べるとき、舌を上下に動かせないので前後に動かして食べています。下の前歯が生えてきた子は、舌を上下に動かせるようになり、離乳食を舌と上顎ですりつぶして食べられるようになります。

この時期は,お子さんのお口周りや舌の筋肉をつける大切な時期になります。

*離乳食の与え方:スプーンに食べ物をのせ、赤ちゃんの口元までもっていきます。赤ちゃんが食べ物を見てお口を開けたらスプーンを口元からお口に運び、唇で挟むまで待ちます。その後ゆっくりと水平にスプーンを引き抜きます。

大切なポイント  :くちびるでスプーンを挟むまで待つこと・スプーンを水平に引き抜くこと

気を付けるポイント:スプーンを上向きに引きに上げない。(上の唇にこすりつけて引き抜かないこと。)

上唇にこすり付けて引き離すと自分で口を閉じなくても食べ物が入ってくるため、上唇の筋肉がつかなくなります。お口を閉じる筋肉が付かないと、将来お口ぽかんや歯並びも悪くなりやすいといわれています。 

離乳食の時から正しい食べ方で、美味しく食べてきれいな口元をつくりましょう。